「育児」と「仕事」の両立。当たり前を目指すエムステージグループの育児制度と風土

エムステージグループでは、誰もが働きやすい環境を整え、柔軟な働き方を推進しています。
現在子育てに励む社員3名に、育児休暇復帰後の心境や、子育てと仕事の両立についてお話を伺いました。

株式会社エムステージホールディングス
管理部 人事 玉井さん(左)

2019年エムステージホールディングスに入社。幅広いバックオフィスの経験を活かし、人事制度設計や、グループ全般の中途採用に携わる。
1年間の産休を経て2023年5月に復帰。現在は9時00分〜16時30分の時短勤務制度を利用。
1歳3か月の女の子を子育て中。

株式会社エムステージ
産業保健事業部 保健師マネージャー 本田さん(中央)

看護師として精神科で勤務したのち、2020年エムステージに入社。産業保健師の業務委託事業立ち上げに携わる。現在は、委託を含む保健師メンバーのマネージメントや保健師の採用などに従事。
2か月間の育休を経て2023年5月に復帰。現在はフルタイムで勤務。
4歳の男の子と5か月の女の子を子育て中。

株式会社エムステージ
メディカルヒューマンリソース事業部 浅井さん(右)

2019年エムステージに入社。 メディカルヒューマンリソース(以降、MHR)事業 において、医師の求職を支援するキャリアプランナーを務める。現在は、新人キャリアプランナーの育成に従事。
1年3か月の産休を経て23年4月に復帰。現在は9時00分〜16時00分の時短勤務制度を利用。
1歳6か月の女の子を子育て中。

――今日はよろしくお願いいたします!まず、エムステージに入社したきっかけを教えてください

玉井さん:前職では約7年間、介護有料老人ホームを運営する会社で人事として働いていました。環境に満足していましたが、人事として採用だけではなく、社内制度の構築にも関わりたいと思っていました。看護師と関わる機会も多く、介護の領域から医療の領域へと視野を広げてみたいと感じていた時にエムステージと出会い、入社を決めました。

――人事として、社員が働きやすい環境にしたいという思いがあったのですね

玉井さん:採用した人が、幸せに働き続ける。持続して働けるってすごく大切なことだと思うんです。そこまでが私たち人事の仕事だと思っています。

――本田さんは、元々産業保健師を目指されていたんですか

本田さん:わたしは5年間、精神科で看護師として勤務していました。うつ病、適応障害、双極性障害などの方とお話をする中で、上司や同僚の理解がなく、自分一人で悩みを溜め込み、症状が悪化してしまった患者さんを多く見てきました。周りがもう少し精神分野について正しい知識を持って対応していたら、入院するほど悪化はしなかったかもしれない。そのような思いから、精神科で学んだ知識を、企業で活かせたらと思ったんです。また、プライベートでは子供が生まれて、夜勤のある生活を見直そうと思ったこともキャリアチェンジしたきっかけです。エムステージは、理想としていた働き方が可能というのはもちろん、産業保健師事業の初期メンバーとして、事業立ち上げに関われるという部分に惹かれ入社を決めました。

――エムステージに入社して、プライベートの変化はありましたか?

本田さん:ありましたね。夜勤がなくなったことと合わせて、子育てに関われる時間がとても増え、家族が喜んでいます。エムステージグループは、企業の健康経営を支援する立場から、子育てを支える柔軟な働き方や、モチベーションと生産性を上げる制度などに、積極的に取り組んでいる印象です。

――浅井さんは元客室乗務員なのですね!なぜ異業界である医療業界に転職されたのですか
浅井さん:客室乗務員は10年間していました。健康的な人が集まる職場だった一方で、国境を超えることなどもあり、メンタルや身体の不調で働けなくなる仲間を間近で見てきました。働きたいけれど働けない。如何に健康が大切であり重要なのかを再認識しました。そういった中で、救命救急の講習を自主的に受けにいったり、ドクターのお客さまのお話を伺うこともあり、人々の健康を支える医療業界に興味を持つようになりました。それと同時に、メンバーの採用に関わることもあり、新たな客室乗務員を採用する中で、人材の重要性をすごく感じていました。このような背景から、医療×人材というエムステージに入社しました。

――働く中で、健康であることの大切さに気付かれたのですね。自身の健康管理はもちろん、子育てと仕事の両立は、誰もが直面する難しさもあるかと思いますが、いかがでしょうか

玉井さん:はい。正直大変なことばかりでした(笑)子供がまだ小さいので急に体調を崩すことが多く、早退しなくてはいけなくなり…周りの人に申し訳ない気持ちになることがあります。

浅井さん:同感です。子供が保育園でもらってきた風邪が、自分にもうつってダウンすることもあります。子供が元気で自分が熱の時は悲劇ですね(笑)

――働くママたちが必ず直面する“急な呼び出し問題”ですね

玉井さん:そうなんです!ですが、社内には先輩ママが沢山いるので、色々とアドバイスをくれたり、気持ちを理解してくれます。「私も子供が小さい時は、何度も保育園に呼び出されたよ」など共感してくれるんです。なので、今は子供に手がかかってしまう時期だと割り切り、いかに仕事を効率よくおこなえるかを考えて業務するように心がけています。

――社内では普段から子どもに関する会話が聞こえますよね

玉井さん:毎日のように子供の話が飛び交っています!
産休や育休から復帰する人の背中を押すような雰囲気があり、子育てが特別なことではなく、当然のように受け入れられている環境だと思います。

浅井さん:私も、周りの理解とサポートがあったからこそ育休を取得できたと思います。
事業部の域を超えて、「お子さんは元気?」「この時期は大変だよね」と声をかけてくれたおかげで、心が救われました。

――会社全体の空気として、子育てに理解があるのはいいですね。育児と仕事との両立の中で、意識していることはありますか

玉井さん:仕事は仕事、家庭は家庭。きっぱり切り替えて効率的に働くように心がけています。時短勤務という限られた時間の中で働いているので、優先順位をつけながら、自分のタスクは責任をもって遂行しています。会社のなかでは、仕事だけに集中し、帰宅してからは子供との時間に集中するようにしています。

――どのように切り替えているのですか

玉井さん:退勤して、会社を出た時に必ず子供の写真をみるんです!子供の写真をみて、「よし!今からはこの子と向き合う時間だ」とスイッチを切り替えます。子供に会ったら、一切仕事のことは考えないように決めています。本来だったら結構考えちゃうタイプなんですけどね(笑)。夜も考えて、なかなか眠れなかったこともありますが、今は寝れる時は寝ないと、体が持たないので。

――本田さんは復帰後フルタイムで働かれていますが、育児との両立で心がけていることはありますか

本田さん:やはりメリハリですね。集中して頑張る時間と、力を抜いて休む時間をはっきり分けるように心がけています。

――2か月の育休期間を過ごされて、いかがでしたか

本田さん:すごく楽しかったです。エムステージでは、育休期間に社内パソコンや携帯を返却するよう決まっています。そのおかげで、しっかりと育児に集中することができました。1日1日子供の成長を隣で見ることができ、あっという間の2か月間でした。そして何より、育児の大変さも感じることができ、妻を今以上に大切にしようと思いました。

――今の日本において、男性が育休を取得するのは少数派。言いづらさはなかったですか
本田さん:少しはありましたね。マネージャーという立場での育休だったので、育休を取得している間は誰に仕事を頼めばいいのか。というところで言いづらい部分は確かにありました。ですが、私自身育休を取る義務があると感じていましたし、周りの社員が「育休を取るべき」と言ってくれたので心理的ハードルは低かったです。制度だけではなく、理解ある”風土”に助けられたとおもっています。

――浅井さんは復職後、プレーヤーから教育するポジションへとキャリアチェンジしていますが、ご自身から提案されたのでしょうか

浅井さん:上司が提案してくれたんです。キャリアプランナーは、医師の業務後に対応することも多く、育児をしながらだと難しいと感じていました。そんな時、上司から「プレーヤーではなく、新人キャリアプランナーの教育をやってみない?」というご提案をいただき、復職しようと決めました。今の私に合ったキャリアをご提案していただき、仕事を続けることができました。

――育児と両立しながらの働き方は続きますが、最後に今後の目標を教えてください

玉井さん:家事・育児をする時間が増えたことで、自分の学ぶ時間が減ったのは事実です。ですが、効率的に業務をおこなうことで、学ぶ時間は作れると思っています。私は、元々プラスアルファで何かを学ぶことが好きなので、より効率的に仕事をおこない、自分の仕事領域のスキルアップをおこなっていきたいです。家庭と仕事を両立しながら働く人も今後増えていきます。そういった人たちをサポートできるような体制づくりを目指し、今後も試行錯誤していきたいです。自分の人生=皆さんの人生に関わっているからこそ、働きやすい環境を人事として作っていけたらいいですね。


本田さん:私は、引き続き仕事と家庭の両立をしていくことが目標です。どちらかをおざなりにするのではなく、両方ともバランスを取って真摯に向き合いたいです。そして、2か月間育児に集中できたのは、会社やメンバーの協力があったからだと思います。まだまだ育児で大変な時期ではありますが、周りへの感謝を忘れず、今後は成果で恩返ししていきたいです。


浅井さん:やっぱり健康でいることですかね。これがすべてのベースだと考えています。復職後、自分の体調を後回しにすることが多かったんです。そうすると、風邪をひきやすかったり、会社をお休みして迷惑かけてしまったり…まずは、自分が心身ともに健康でいることを第一に考えていきたいです。そして、今後、育休・産休制度を取得する人へのサポートも積極的におこなっていきたいと思います。

――育児と仕事の両方に真摯に向き合う。周りの理解と社内制度の重要性を強く感じました。本日は貴重なお話をありがとうございました。